今年の年始に行われた第99回箱根駅伝。
駒澤大学に続き2位に入った中央大学ですが、今年の戦力はどうなのでしょうか?
箱根駅伝最多優勝記録をもつ、2022年に行われた前々回大会で6位に入り、
10年ぶりのシード権獲得。その勢いのまま、今年は総合2位(往路2位、復路2位)に入り、古豪として着実に復活を遂げようとしています。
本記事ではそんな中央大学の今年度に注目してみました。
【2024箱根駅伝】中央大学の注目選手!
1.やっぱり注目は吉居兄弟!!
中央大学の注目はやはり吉居大和選手、吉居駿恭選手の二人になってくると思います。
彼ら二人が実力通りの走りをすることが、中央大学が優勝するために必要な事のまず一つ目になると思います。
吉居大和
トラック競技:5000m13分25秒87
10000m28分03秒
ハーフマラソン:1時間1分47秒
箱根駅伝成績:1年生,3区15位
2年生,1区区間新記録
3年生,2区区間賞
1年生の頃から、スーパールーキーと呼ばれ注目されてきた吉居大和選手。私個人としては、仙台育英高校の時代から、応援しています。
そんなルーキーとして注目されていた吉居選手ですが、気づけば今年は4年生。最後の駅伝シーズンになります。
昨年は3大駅伝全てで区間賞を獲得されており、特に箱根の2区での田澤選手(駒沢大)、近藤選手(青学大)とのラストスパートを制しての区間賞を獲得した事は記憶に新しいと思います。
4年生としても、エースとしても、活躍を期待されます。
吉居駿恭
トラック競技:5000m13分27秒33、
10000m28分06秒27
ハーフマラソン:1時間6分59秒
箱根駅伝成績:1年生,4区5位
お兄さん同様に、仙台育英高校から、昨年中央大学の門を叩いた吉居駿恭選手。
昨年は1年生ながら3大駅伝全てに出場。インパクトは残せなかったものの確実に経験を積み、2年生となった今年は、さらなる飛躍を目指します。
すでに5月に行われたゴールデンゲームズinのべおかでは、5000mの自己ベストを大幅更新し、すでに覚醒の片鱗を見せています。
スピードはお兄さん同様に素晴らしい物がある事は証明済みですので、夏の合宿などでどれだけ距離を踏んだ練習ができるかで、箱根の距離に対応できるかが変わってきそうですね。
2.キャプテンの湯浅仁選手にも注目
今年の中央大学のキャプテンを務める湯浅選手。すでに今年の関東インカレの1部・ハーフマラソンで2位で日本人トップの座を取りキャプテンとして、実力も証明しました。
湯浅選手自信は、
「自分が往路に回るぐらいの力をつけられれば、チームのレベルも上がってくると感じています。しっかり往路の主要区間で勝負していきたい」
https://4years.asahi.com/article/14909277
と語っています。崩れない事が大切な箱根駅伝において、湯浅選手のような、安定感が売りの選手は特に復路では生きると思います。更に成長し、駅伝シーズンには今以上の走りをする事ができれば優勝に繋がる事でしょう。
【2024箱根駅伝】中央大学の区間選手予想!
往路 1区:溜池一太 2区:吉居大和 3区:吉井駿恭 4区:中野翔太 5区:阿部陽樹 復路 6区:吉中裕太 7区:山平怜生 8区:白川陽大 9区:湯浅仁 10区:東海林宏一
次回、箱根駅伝第100回大会の区間オーダーを勝手に予想してみました。
往路
1区
1区は昨年同様に溜池選手です。1年生ながら4位の好走を見せた前回大会に引き続き、使われるのではないかと思います。
1区は、先頭集団で渡すことが何より大切です。昨年の経験を生かし持ち前のスピードを武器に走ってほしいと思います。
2区
言わずもしれたエース区間。
2区に関しては、なにかアクシデントがない限りは、吉居大和選手で間違いないでしょう。昨年区間賞を獲得したコースですし、今年は5分台も狙えるのではないでしょうか。区間賞の走りで、ここでトップに立っておきたいです。
3区
3区は中野選手ではなく吉居駿恭選手なのではないかと予想しています。やはり今年は急激に力を付けてくると予想するので、ぜひ湘南の神目指して頑張ってほしいのと、吉居兄弟の襷リレーを箱根で見れる最後のチャンスですので、願望込みで3区に置いてみました。
4区
4区は吉居選手と同様に4年生の大黒柱として、今までの経験も豊富な中野選手。2年生の時には4区を走っており、アップダウンの適性もあるのではないかと予想しています。
5区
5区は阿部選手で間違いないかなと思います。2年連続で山登りを任された信頼性と、安定感があります。往路は5区で大きく順位が変わるので、この区間を安定して走れるのは大きな強みになります。
往路ですが、前回大会のメンバーが全員今年残っているのでこのようなオーダーにしてみました。往路は確実に優勝が狙えるメンバーが揃っています。4区の時点でトップに立てれば、阿部選手の走力があれば逃げ切れると思いますので、優勝が狙えると思います。
復路
6区
6区には吉中選手を選んでみました。山下りは、スピードが求められますので、5000m13分台、10000m28分台を持ち、1500mでも戦えるスピードを持つので、適性は十分にあると考えました。
7区
7区は復路の繋ぎ区間として、大切な区間です。ここには山平選手をおいてみました。私自身仙台育英高校の頃から、山平選手の走りの安定感には注目していて、今年は3年生としても飛躍して、しっかりとメンバーに入ると思いましたので、選ばせて頂きました。
8区
8区は、復路の大きな山場ですよね。この区間には白川選手をおいてみました。白川選手は今年ハーフマラソンで1時間2分台をマーク。昨年エントリーはされたものの走れなかった悔しさを、ぶつけてほしいと思ってます。
9区
9区は昨年同様に湯浅選手を挙げさせていただきました。キャプテンとしても、飛躍が期待される今年は、やはり実力以上の走りをする事が優勝に繋がると思いました。なので、経験もあり、一番力を発揮できるのが9区だと思います。
10区
アンカーには東海林選手を選出しました。アンカーは、よっぽどブレーキをしない限りは恐らく首位は、決まっている場合が多いと思いますので、あとは安定して、走り切れる力がある事が大切だと考えました。昨年はエントリー変更で走れなかった悔しい思いと、世田谷ハーフなどでは結果を出していて、10区のような、単独走が大切な区間には合うと考えました。
復路については、メンバーを挙げさせていただきましたが、正直他にも居田選手、大澤選手、伊藤選手など、良い選手が沢山いるので誰が選ばれてもおかしくないと思います。
また新入生に、柴田選手(洛南高校)、鈴木選手(国学院久我山高校)、本間選手(埼玉栄高校)などの5000m13分台を持ったルーキーが入部してくるので、そういった選手もエントリー争いに入ってくるのではないかと思います。
【2024箱根駅伝】中央大学の優勝の可能性は?(まとめ)
では、ここまで注目選手や、区間予想をしてきましたが、優勝の可能性はあるのか、考えてみました。
結論から言うと、優勝の可能性は十分あると思います。
しかし今年も駒澤大学が頭一つ抜けている印象が有ります。
駒澤大学は5000mの上位10人の平均タイムが13分30秒台と、他大学ならエースレベルの選手が沢山います。大エースの田沢選手は卒業しましたが、前回大会を走ったメンバーが7人残ります。更に昨年は箱根こそ出場はなかったものの、衝撃のデビューを飾った、佐藤圭汰選手も更に成長し今年も、一番の優勝候補になってくる事でしょう。
そんな駒澤に勝つには、やはり往路で先着が絶対条件になってくると思います。
やはり吉居兄弟や中野選手のような、エース級の選手がいる往路は駒澤大学にも劣らない選手層ですが、復路となると駒沢大学は1段上の実力がありますので、往路で先着し、ある程度リードがあればその流れで総合優勝に近づくのではないかと思います。
今回は中央大学について、リサーチして、紹介してみました。
箱根駅伝優勝に向けて、頑張ってほしいですね!
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