女の子の健やかな成長をお祈りする節句行事 「ひな祭り」
女の子がいらっしゃるご家庭や、 児童施設や、デイサービスなどでも、季節行事として、
ひな祭りに因んだ飾り付けや、お料理などで楽しむ場面も多いはず。
桜や桃の花の木などを飾り、雛人形と一緒に、雛あられや菱餅などを供えながら。
白酒や、ちらし寿司などに舌鼓(したつづみ)をうつ。
昨今のご時世だからこそ、3月3日のひな祭りは、室内で幸せに楽しみたいもの。
そこで今回は。 ひな祭りに最適な、雑学クイズを10選ご紹介します。
子ども向け、高齢者向けに、難易度は簡単なものを作ってみましたので、
子ども達の前で披露して、大人の威厳を見せつけるのも良し。
高齢者の方々に出題し、季節を通した頭の体操に使うのも良し。
ぜひ、ご活用いただけたら、幸いです。
ひな祭り雑学クイズ
第1問
「お雛様(おひなさま)が手に持っているものは何?」
① 扇子(せんす)
② 団扇(うちわ)
③ 檜扇(ひおうぎ)
答え:③ 檜扇(ひおうぎ)
檜扇は、木で作られた扇のこと。
その名の通り、檜(ヒノキ)の木で作られていた。
貴人の顔をかざす目的で使われるようになったものである。
※ちなみに、扇子(せんす)は、紙製の扇のことを指す
第2問
「現代では、お雛様は、右と左、どちらに飾るのが一般的なのでしょうか?」
(向かって。雛人形を飾る我々から見た場合)
① 右
② 左
答え:① 右 (お内裏様の左隣)
かつては、その逆に考えられていましたが、明治の時代に文明開化によって日本も西洋化したことで、現在の配置になりました。結婚式や、天皇皇后両陛下も、今では同じ立ち位置になっていますよね。
第3問
「ひな祭りは別名、〇〇の節句と言われる?」
① 梅の節句
② 桃の節句
③ 愛の節句
答え:② 桃の節句
桃は古来より神聖な果実とされ、邪気を祓う力があると言われており、旧暦の3月3日が桃の季節でもあることから「桃の節句」という名になったそうです。
※ちなみに、雛人形が女の子に寄りつく邪気を祓うための身代わりであることは、知っていますよね。
第4問
「ひな祭りが終わったら、雛人形を早く片付けないといけないのは、どうして?」
① 不幸を遠ざける意味で、厄を移した人形は早く片付けた方がいいから。
② お雛様が月に帰る前に、仕舞っておいたほうが良いから。
③ 「早く仕舞わないと、カビが生えちゃうじゃないの!!」と、怒る人がいるから。
答え:① 不幸を遠ざける意味で、厄を移した人形は早く片付けたほうがいいから
片付けるのは、翌日の3月4日が最も良い。遅くても、春分の日までは、片付けた方が良い。と、されています。
※地域によっては、習わしが違うところもあるので、地域に合わせたほうが吉です。
第5問
「お内裏様(おだいりさま)が手に持っているものは何?」
① 羽子板(はごいた)
② 短冊(たんざく)
③ 笏(しゃく)
答え:③ 笏(しゃく)
儀式の段取りや出席者の名前をメモ書きし、貼付けるものとして使われていました。
いわゆる、カンニングペーパーのようなもの。
儀式を段取りする立場の人が持つものなので、威厳の象徴とされていたようです。
第6問
「内裏雛(だいりびな)の下の段に位置する三人官女(さんにんかんじょ)の役割とは?」
※内裏雛 = お内裏様とおひな様
① 内裏雛のお邪魔
② 内裏雛のお世話
③ 内裏雛は無視して、ガールズトーク
答え:② 内裏雛のお世話
三人官女は、内裏雛の世話係です。身の廻りの細々したことはもちろん、御所内の人々の交わりに心を配りお二人の生活を心身ともに支えていく、大切なお役目をしております。
第7問
「五人囃子(ごにんばやし)は、何をしている様子を表したもの?」
① 音楽を奏でている
② 料理を振る舞っている
③ 踊りを披露している
答え:① 音楽を奏でている
五人囃子は、お抱えの管楽器団のようなもの。
舞いや踊りが催される時に、楽しい音楽を奏で、楽しませるための大切なお役目をしております。
第8問
「随身(ずいしん)の役目は何でしょう?」
① 内裏雛への伝言係
② 内裏雛のお風呂係
③ 内裏雛のお守り係
答え:③ 内裏雛のお守り係
随身は、内裏雛さまをお守りする役目。ガードマンのような役割です。随身は弓と矢を持ち、お二人を守ります。
随身は若い右大臣(うだいじん)と、お年寄りの左大臣(さだいじん)がいます。左大臣の方が位が上です。師匠と弟子のような間柄なのでしょうか。
第9問
「仕丁(しちょう)の役目は何でしょうか?」
① 内裏雛へ笑い話、相談係、しつけ係の役目
② 内裏雛へ伝言を伝える役目
③ 内裏雛が外出するときのお供
答え:③ 内裏雛が外出するときのお供
仕丁は、内裏雛さまの外出に付き従う役目をしています。
なぜか、この三人はそれぞれ違う表情をしており、笑っている人、怒っている人、泣いている人になっています。
世の中には笑えるような楽しいこともいっぱいありますが、泣いている人のように悲しいことも、時には怒らなければならない時もある。と、人間の喜怒哀楽を表していると言われています。
第10問
「さて、ここまで紹介した雛人形は、全部で何人になるでしょう?」
① 「んっ?確か。12人だったんじゃない。」
② 「フ、15人に決まっている!」
③ 「待てよ、16人だと思うよ。」
答え:② 「フ、15人に決まっている!」
雛人形は、全部で15人になります。それぞれ大切な役割を担って、一つの社会を構成しています。お子様が学校では学べない世の中の仕来たりや、人や物を大切にする心を知り、思いやりのある優しい女の子に育つようにと、ひな祭りは設定されているのだそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ひな祭り、雛人形の基本的なことを問題にしてみましたが、簡単すぎましたか?
意外と知らないこともあったりしましたか?
次回は、もう少し難易度をあげて問題づくりしていきますので。
また、挑戦してみてくださいね😃
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