昨年は総合2位、今年の箱根駅伝では総合5位と奮闘し、強豪校として強さをみせ、シード権を3年連続で獲得している順天堂大学。
毎年着実に結果を出していますが、今年の戦力や区間配置はどうなのでしょうか?
本記事では、そんな順天堂大学の今年の注目選手と区間選手予想をしていきます。
【2024箱根駅伝】順天堂大学の注目選手!
1.スーパールーキー、吉岡大翔選手
名門、佐久長聖高校から今年、順天堂大学の門を叩いた、吉岡選手。
5000mの高校記録保持者でなんと13分22秒99という、驚異的なタイムを持ちます。
入学後は第57回織田幹雄記念国際陸上競技大会で13分39秒、そして日本選手権にも出場し13分36秒をマークし、13分30秒台という、学生トップクラスのタイムを当たり前に記録するなど早くも実力を発揮しています。
関東インカレ5000mでは、1年生ながら4位に入りました。
更に10000m初挑戦で28分46秒96としっかり28分台をマーク。
まだ大学の練習や環境にも慣れていないでしょうし、これから夏の合宿を通して、箱根の距離にも対応できるような選手に成長してくれることでしょう。
持ち前のスピードを生かし、飛躍する事が大きく期待されますね!
2.世界の三浦龍司!今年こそ最高の走りを!!
1500m:3分36秒59 3000m:7分47秒98 5000m:13分26秒78 10000m:28分32秒28 3000msc:8分9秒91 ハーフマラソン:1時間1分41秒
皆さんも三浦選手に関しては、言うまでもなく素晴らしい選手だと言う事はわかると思います。
大学生ながらも、世界を相手に戦う三浦選手。
先日行われたダイヤモンドリーグでは自身が持つ、3000m障害の日本記録を更新し2位に入りました。
そんな三浦選手ですが、
「現状にまだまだ満足してはいけないが、収穫はとても大きい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/988d12fb4a25b108184b4adf99ac32f1e601ad7a
と語っていて、まだまだ上を見据えています。
他の種目の持ちタイムを見ても分かる通り、あらゆる距離でトップレベルの実力を誇ります。
そんな三浦選手ですが、箱根では、1年生1区10位、2年生2区11位、3年生2区12位と、期待に答えられずにいます。やはり、トラックレースの練習はスピードがメインになるため、箱根駅伝の20キロという距離には中々対応が難しいのでしょう。
しかし、今年は4年生で最後のシーズン。意地があると思います。ハーフマラソンでは1時間1分台の記録を持っていますし、箱根の距離にも対応できるだけの、実力は持っていると思います。
ここで私は同じ大学の先輩で、今年の日本選手権、5000mで優勝された塩尻和也選手が頭に浮かびました。
三浦選手と同じく、順天堂時代、3000m障害でオリンピックに出場されています。
期待を受けながらも、1年生2区5位、2年生2区5位、3年生2区10位と、インパクトを残せなかった塩尻選手。
しかし4年生の時には当時の日本人最高記録をマークし、10人抜きの好走で、最後の箱根を終えました
そんな塩尻選手のように最後の箱根では、三浦選手も素晴らしい走りをしてくれるのではないかなと、期待しています。
【2024箱根駅伝】順天堂大学の区間選手予想!
順天堂大学は、前回大会で好走した選手のほとんどが4年生だったため、今年の力は本当に未知数と言えます。
往路ですが、三浦選手、吉岡選手、そして4区の経験がある石井選手、7区で好走をみせた浅井選手は、往路に選ばれてくるのではないかと予想します。
1区:三浦龍司
三浦選手はやはり2区で使われる可能性は高いと思いますが、私的には三浦選手を1区で使い、吉岡選手にエース区間を任せてみるのはどうかなと考えます。
やはり、スパート勝負になった時に、持ち前のスピードを生かせると思います。また順天堂は例年1区で流れを掴めていないので、やはりここで経験を積んだ三浦選手の最後の走りに期待したいです。
2区:吉岡大翔
エース区間の2区にスーパールーキーの吉岡選手を起用するのではないかと、考えます。
やはりこれからを担うエースになるべき存在だと思いますので経験も含めて、1年生ですが、2区で起用してくるのではないかなと考えました。
3区: 石井一希
3年連続で、4区を走った石井選手。今年こそ、力を発揮できなかったものの、昨年は区間2位の好走。私自身は八千代松陰高校の時から、注目している選手です。
今年は、経験もありますし、主力として3区で使われる可能性が高いと考えました。
4区:浅井皓貴
今年の箱根では、7区3位と好走を見せた、浅井選手。
10000mの自己ベストも28分30秒とかなり力のある選手です。やはり実績と実力のある選手を起用したい往路では、起用される可能性が高いと考えました。
ここから先は、本当に予想ができませんでした。
実力のある選手で言うと今年走った、村尾選手や藤原選手、10000m28分台、ハーフマラソン1時間2分台を持つ海老澤選手、スピードが評価されている服部選手や秋田工業高校から入学した大野選手などはエントリーには入ってくると考えられますね。
あとは調子や、これからの結果次第で大きく変わるのではないかと思います!
【2024箱根駅伝】順天堂大学の優勝の可能性は?(まとめ)
では、ざっくりですが順天堂大学についてまとめてみました。そして優勝の可能性についても考えてみました。
結論、優勝はかなり厳しいと思います。
またシード権内も場合によっては厳しくなりそうです。
その理由として、箱根となると今年度出場した5人となります。4年生に伊豫田選手、野村選手、四釜選手、西澤千選手、平選手が抜けた穴がかなり大きい点が挙げられます。
今年の、箱根駅伝5位という順位は、彼ら5人が好走したからこそ、成し遂げられた順位です。箱根を走った選手が半分抜けてしまっているのも大幅な戦力ダウンになります。
今年も優勝候補の駒澤大学、着実に優勝を狙う中央大学、4年生が抜け、戦力ダウンはしましたが、まだまだ強いの青山学院大学に比べると、劣る印象です。
上位争いをするには三浦選手が、しっかりエースとしての走りをするだけではなく、吉岡選手もかなり好走をしないときびしいと思われます。かなり初出場の選手が多くなると思いますが、区間一桁ではまとめないと厳しそうですね。
ここから、エース選手や主力の選手だけではなく、そういった選手を刺激するような、下からの底上げが必要になってくると思います。
また、実績のない選手が、素晴らしい活躍をすることは、駅伝においてよく起こる事ですので、そんなビッグサプライズに期待しても良いかもしれませんね!
今回は順天堂大学の今年の戦力について、簡単に調べて、予想してみました。
まだまだ箱根までは時間はありますし、これからの順天堂大学に期待ですね!
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